田宮流居合 蒲田道場
田宮流居合 蒲田道場 たみやりゅういあい かまたどうじょう


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 【居合初心者が居合を楽しむための知っ得!】
山内 敏昭

■制定居合と古流
全国剣道連盟に加盟している道場では、制定居合と古流(蒲田道場は田宮流です)を学びます。制定居合は剣道家が運刀を学ぶための居合の形です(大森流、田宮流、直伝英信流、他流の技を取り入れた12本です)田宮流は表の巻11本、虎乱の巻14本を学びます。

■稽古とは形を繰り返し行う修練
稽古とは古(いにしえ)を稽(かんがえる)ことであり、古きを考え新しきを知るで『稽』には『考える』の意味があります。学問や学習をするという意味がありました。稽古とは『形』を繰り返し行う修練であります。 また、稽古とは精神を鍛え、内面的に向上を目指し、本質を見極める力を養うことです。 最初は形を覚えるのに戸惑うことも、難しく感じることもあるでしょう。身体が思うように動かず嫌になることもあるでしょう。だからこそ形を覚えた時の喜びは格別です。

■刀礼と礼法
私もそうですが刀礼の稽古は滅多にしません。(反省)
高段者の方にも下げ緒さばきや立ち居振る舞いに見苦しい方もいらっしゃいます。昇段審査や試合では刀礼も採点の対象です。段位が上がるほど審査の目は厳しくなります。入場の際の傾刀姿勢、傾刀の位置、角度、下げ緒のさばき方、(流派によって異なります)お辞儀の姿勢など、幾つもチェックポイントがあります。講習会などで先生の話を聞くために多数の人が刀を差したまま集まる時、閂差しを落とし差しに変えて鞘当てしないような配慮も礼法の一つです。刀礼の稽古をしましょう。

■コツを身につける快感
形をスムースにする体捌きのコツや手の内の使い方などちょっと上級の秘訣を知った時、それを身につけた時の快感もたまりません。

■年齢相応に楽しめる居合
居合は小学生から60〜80代の高齢者まで年齢相応に楽しむことができる武道です。

■居合仲間との語らいが楽しい
同じ趣味の仲間ですから話題に困ることはありません。稽古の後のティータイム、時間によってはちょいと一杯飲みながらの居合談義も楽しい時間です。

■稽古前のストレッチとクールダウン
ストレッチとクールダウンをしっかりやらないと故障、怪我の元です。初心者は特に手首、肘、肩を痛めやすいので先生、先輩の注意を守りましょう。

■筋トレはいらないが足腰を鍛える
居合は刀が片手で持てるならそれで筋力は十分です。特別な
トレーニングは入りません。しかし素早い動きを支えるためには足腰、体幹を鍛えることが重要です。なんば歩きで速歩とか、スクワットなど自分が楽しくできるトレーニングやストレッチを考えてください。ジャズダンスだって結構です。音楽を聞きながらやると単調なトレーニングも長続きします。

■刀は五段になるまで模擬刀で十分です
居合を始めるとすぐに真剣を買い求める方もいらっしゃいますが五段になるまでは模擬刀で十分です。江戸時代から昭和の初期まで居合の稽古は真剣を刃引きにした刀(機能は模擬刀と同じ)でした。六段審査は真剣使用が審査の条件になってますので五段に合格してからということです。模擬刀で十分練習をせずに真剣を使うと、刀や鞘を痛めたり、自らを傷つけたり、稽古仲間に傷をつけてしまうこともあります。模擬刀で自分の手に合う重さ、長さ、柄の太さ(これは縁、縁頭の径で決まります)好みの鍔や柄巻きなど時間をかけて研究してください。

■稽古のやり方
一週間に一度の道場稽古だけでは上達は望めません。家で刀を振ることはできなくても鞘付きの木刀で形の稽古はできます。天井が低くても座技はできます。道場でも家でも準備運動から稽古の自分なりのルーティーンをつくりましょう。例えば稽古前のストレッチ、制定12本を各5本、苦手な技を10本、居合の命は抜き付け、抜き打ち、これを各50本……たっぷり2時間はかかります。

■目標設定とライバル
制定居合は一級から八段まで、自分が頑張れるちょっと高めの目標を設定しましょう。『何年までに何段をとる』というように。ライバルは同じ年に居合を始めた仲間や、ちょっと先を行く先輩をライバルとするのも励みになります。

■真似ぶ
『見取り稽古』という稽古の方法があります。自分より段位が上の方の稽古を見て学ぶ方法です。姿勢、タイミング、速さ、刀を抜き出す柄の位置、鞘引き、納刀のやり方など見て、イメージして真似るのも大事な稽古のやり方です。自己流では絶対に上達しません。

■全国剣道連盟主催の講習会
講習会では色々な先生に直接指導していただくことができます。先生によって教え方が違いますから違った角度からの教えが技をマスターするコツにつながります。

■昇段審査について
客観的に自分の上達を認めてもらえるのが昇段審査だと思います。どこまで昇段できるかチャレンジしてください。

■三段までは誰でもなれます
これまで道場の諸先輩や後輩を見ていると三段までは、多少の時間差はあっても誰でも昇段できます。運動神経は関係ありません。ただし稽古をサボらないこと。

■悪い癖は三段までに修正する
三段以上に昇段できるかどうかは、三段までに悪い癖をなくすことだと思います。(これは私の経験上絶対です)年月が経てば経つほど悪い癖を抜くのに時間がかかります。例えば前傾する癖、形を間違えて覚えた、目線が泳ぐ、刀の位置、など細かくあげるとたくさんの悪い癖が散見されます。癖は自分ではわかりません。なくて七癖と言います、必ず先生、高段者の方に稽古を見てもらいましょう。そのために道場稽古があるのですから。





 田宮流居合 蒲田道場 蒲田 良紀
Web担当 齊藤 力弥